なんとなく一年ぶりのブログ更新です。
昨年の写真展にはありがたいことに沢山の方々にお越しいただき、やってよかったなと思いました。
皆様遠方から本当、ありがとうございました。
今さらながらではありますが、ゲストの方々、手伝っていただきましたリエピー、ケンケン、
あなた達がいなければ、、、、という気持ちでした。
この写真展の折、某会員制サイトの掲示版に告知をさせていただいておりましたところ、
4名程の方がその告知を頼りにいらしてくれていたのです。
今日はそのサイトのOFF会に行って来たのです。
平日にあえて休みをとり、6時に起きて出発、仕事では快速を使うルートなのですが、
リラックスしたい今日は特急です。
到着した先は佐倉、千葉の成田の方です。そこからさらに20分ほどバスに揺られて、川村美術館という所に行ってきました。
OFF会は30人程の集まりで、サイトの主(船長)、が美術館を案内してくれるという大変ありがたいツアーです。
美術館に大勢で行くことなんてほとんど無いので、作品とは別に人それぞれの動きを見たりするのも楽しかったです。
この美術館には推定100億、さらに高村薫先生の作品インスピレーションの源になったと言われる目玉作品が展示されておりました。
予備知識無しにその作品を見たところ、これがもう怖くて怖くてたまらない、、、
一部屋まるごとその方の作品で、さらに部屋全体が薄暗い、
作品は赤と黒を基調とした抽象画、、、
最近、期せずしてホロコーストにまつわるエッセイを読んでいたこともあり、
その赤がどうも血に見えて仕方なくて、作品のサイズも大、中、小とあって、
大が成人男性の血を全部、、、、、中は女性で小は、、、のような残酷さを見せるために作られた作品なのかと勝手に1人でパニックを起こしておりました。
せっかくの休日、大事なことだけど悲しい、、と落ち込んでいたところ、メンバーのマダムがこの作品と部屋いいよね、と明るく一言。
おおっ、他の人がそういうということは、自分は何か思い詰めて変な風に解釈してしまったのかと思いなおし、改めて解説を見ることに。
どうやら体験型の作品らしく、あえての薄暗い空間、その方が作品が際立って見えるとのこと。
よくよく考えると生き地獄が目の前にあったとして、こんなに快適な温度であるはずもなく、
落ち着いた静寂ではなさそうだなあと思い直すことができました。
その後の食事会では、作品の感想を1人1人が発表することになっていました。
この作品、とても女性に人気でびっくりでした。
とはいえ、その感想が全て共通して、作品を感じるという不思議体験自体が楽しかったというものに解釈できるように思われました。
そう考えると、自分は悲しいイメージを持ったけど、抽象画を見て普段自分は悲しくならないので、一種の不思議体験をしたということには変わりないのかもと、、。
人の琴線に触れてなんぼのアートを鑑賞するには、今の自分の琴線は随分不健康そうだなと痛感する一日となりました。
決して受け入れ体制では無いなと、、、。
そうと分かれば、明日からは早速オープンマインドでいきたいものです。